先祖の森思考実験 ある地域に、「先祖の森」と呼ばれている森がある。 この森を、二つの異なる集団が観察する。 第一の集団(科学集団) 科学集団は、先祖の森を外的で物理的な対象として扱い、その全体像を解明するために調査を行う。 長期にわたる観察と分…
はじめに:暴力と「言葉」の距離 昨日、チームみらい党首・安野貴博氏のパートナーによるX(旧Twitter)への投稿が、大きな波紋を広げました。自身が暴行を受け、その際に「ナチス、差別主義者」といった罵倒を浴びせられたという、衝撃的な内容でした。この…
生成AIを使って信じられないくらいしょうもない詩を書きました。 ------------------------------------------------------------------------ 「もしも僕の名字が」 もしも僕の名字が前田だったら、娘の名前はエマにしよう。回文になるから。もしも僕の名字…
「空は自分の気持ちを分かってくれる」って、めっちゃ恣意的に感情を空に投影してません?ってことで空への感情投影スキルカンストさせてみました。どんな気候現象にも自分の悲しい思いを仮託できてしまう人物がChat-GPTで爆誕。どんどんエクストリームにな…
「お気持ち」の創発とCPCcampにおけるコミュニケーション(powerd by Chat-GPT4o) CPC(集合的予測符号化仮説)をテーマとした合宿、CPCcampが二泊三日にわたって開催された。この場では、文理を横断した異なる背景を持つ40名近くの研究者たちが集まり、CPC…
節の構成とその概要だけを指示し、文章はすべてChatGPTに書いてもらっています。 AI小説「鏡の臨界」 1. 反射する者たち 現代の脳科学と認知心理学の進展により、人間の社会的能力の根幹にある「心の理論」の存在が改めて注目されるようになった。心の理論と…
西田洋平さんの『人間非機械論』を踏まえて、「ネオ・サイバネティックスのプラグマティズム」、という問題について書いてみます。自分なりにかみ砕いて書くので、用語とか説明のロジックはかなり勝手流になっていると思います。。 ファーストオーダーとセカ…
民主主義が終わった話 兵庫県の方の選挙によって民主主義がn回目の終わりを迎えたようです。でもこれだけ何回も民主主義が終わると、民主主義が終わるってそもそもどういうことなのか、ということが気になり始めます。そしてその問題を考えようとすると、そ…
アルチュセールと警察官と言えば、国家のイデオロギー装置論(「イデオロギーと国家のイデオロギー装置:探求のためのノート」『再生産について・下』)に出てくる「おい、おまえ、そこのお前だ」と呼びかける警察官がまっさきに思い浮かびます。以下の記事…
〈差別〉や〈ヘイトスピーチ〉など、リベラルな社会を築くための足場となるべき概念が、過剰な拡大適用によって希薄化し、無効化されていくような現状って、デリダの「脱構築」がある意味カジュアルに実践されまくっている、そしてデリダがおそらく想定しな…
AI小説、AI論文などと書いてきましたが、AIコントも作ってみました。設定を詳し目に入力しただけで、自分で書いた文章は一つもありません。 ----------------------------------------------------------- 「画面共有」 登場人物:私、対話相手状況:オンラ…
ChatGPTを使って書いた小説シリーズ第三弾。第一弾と第二弾はこちら。ボルヘスの「『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール」を反転させた作品です。今回はほんの少しだけ人力が入っています。 -----------------------------------------------------…
『ゲンロン17』をざっと読み通して、充実した記事のあれこれに色々考えたりもしたのだけど、同時にこのような雑誌を刊行する(しつづける)という行為についても考えてしまう。考えてしまうので、ちょっと文章にします。結論を先取りすると、東浩紀という思…
AI小説シリーズの第二弾です。大学生の時代に考えたプロットを思い出したので、Chat-GPTに書いてもらいました。新宿のトイレが占拠され、我慢できなくなった人たちが一斉に漏らし始め新宿がカオスになる、という設定です。悪臭にまみれた新宿の惨状はなかな…
Chat-GPTにカントの道徳論をめぐる論文(のようなもの)を書いてもらいました。あらかじめセクションを構造化し、セクションごとの概要を指定したうえで、セクションごとに出力してもらい、そのつど必要に応じて修正指示を与えていきました。基本的には昨日…
以下は、Chat-GPTを用いて書いた小説です。 人工知能が道徳的判断を任されるようになった社会で、間違った判断をしたとされる人工知能は人工知能刑務所に送られる、という設定にもとづきChat-GPTにSF短編小説を書いてもらいました。6つのステップからなるプ…
金沢、という言葉があなたに何を呼びさますか、僕はぜんぜん知らない 公園、という言葉があなたに何を呼びさますか、僕はぜんぜん知らない 雪だるま、という言葉があなたに何を呼びさますか、僕はぜんぜん知らない 死、という言葉があなたに何を呼びさますか…
『ゲンロン17』に掲載されている東浩紀の論考「平和について、あるいは「考えないこと」の問題」について、簡単なメモをまとめてみます。文章全体は多くの側面をとても豊かに含んでいますが、その細かなところに踏み込むことはせず、論考全体についての大雑…
なぜ生産的な政治的対話というのは難しいのか。東京都知事選のプロセスを見ても、そうした対話は、皆無ではないにしてもかなり稀なものに見えます。そこで、生産的な議論とは何かをめぐって、以前からぼんやり考えていたある弁証法のモデルについて書いてみ…
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授の小林茂さんの下記のウェビナーに参加するにあたり、 【ウェビナー】「テクノロジーの〈解釈学〉」から考えるAI- 7/4 木 17時~ zoom https://t.co/xJAI6czChr情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授の小林茂さん@kotobuk…
昨日の記事 voleurknkn.hatenablog.com への補足です。 クラウスとシフター 日本メディア学会での発表では、ロザリンド・クラウスの指標論については、メディア研究における指標概念の扱いのテンプレを作った、というような形でチラッと触れるに留まりました…
学会での研究発表では、どこが伝わらなかったのか、というフィードバックがとても大事な気がします。そこから、どうして伝わらなかったのか、を考えることで一歩前に進める。 昨日の日本メディア学会では、「メディア研究における指標概念の再検討 :ヤコブ…
明後日の日本メディア学会大会での発表スライドが多くなりすぎて、いろんなトピックを省略せざるをえなくなっている。その供養として、発表では触れられないけど個人的には一押しのトピックをここで紹介。 メディア研究における指標概念のテンプレ 指標index…
Twitterへの投稿の転載。 ------------------------------------------- 昨日の「流通のメディア論研」は、成城大学の新倉貴仁さんのご報告。角田光代『紙の月』のモデルで、1981年、三和銀行で巨額横領に手を染めた銀行員、伊藤素子が題材。周りの状況と男…
Twitterへの長めの投稿の転載です。 ------------------------------------------------------- 書くという行為について、「手で書く行為は人間に近くて、キーボードで打つ行為はより人間から遠い」(大意)、みたいなことが感覚的に言われたりするけど、こ…
昨日、日本記号学会のオンラインイベントで、阿部卓也さんをお招きして『杉浦康平と写植の時代』(以下『杉浦本』)を題材としたオンラインセッションを実施した。僕は聞き手として、簡単な論点提起をしつつ、議論のファシリテートをするという役回りだった…
記号創発システム論の谷口忠大さんたちと研究会を立ち上げました。Slackはしばらく前に立ち上がっていたのですが、メンバーのお声がけをゆるゆると進めて、昨日、方向性について相談する最初のセッションを行いました。そしてざっくりと、大規模言語モデルが…
概念の生態系 概念というものの捉え方には様々なやり方があると思うけど、僕自身は生態学的モデルで考えるのが一番しっくりくる。生物が生態系のなかでの相互作用を通して自らを再生産していくように、概念も特定の生態系のなかで自己を再生産している。そし…
事実としての多様性と理念としての多様性について ゴールデンウィーク、家族で大きな公園に出かけて、自然はいいなあ、樹とか草とか生き物とか多様性はいいなあとホッコリしていたら、急にそもそも多様性ってなんだろうという疑問に襲われた。現代社会では、…
Chat GPT(あるいはその他の生成系AI)、みなさんはどのように使っていますか?いまから、Chat GPTのある使い方を紹介します。それは、能動的推論のパートナーとして使う、という使い方です。 以下、本記事の目次です。 1. 能動的推論ってなに? 2. 〈学び〉…